導入企業の声詳細Case
株式会社日向屋
RPA導入による受注業務の自動化で、職場環境の改善・顧客満足度の向上・商品開発の時間確保を実現!
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- 導入の経緯、課題を教えて下さい
- 当社は、国産の鶏肉を使用したレトルト食品を主力に、食品の製造加工を行っています。
受注課では、FAXやメールなどの受注内容をもとに在庫確認、顧客連絡、受注伝票の発行、製造部門への連絡、送付状の発行など、様々な作業が発生する上、複数のシステムへの登録を都度手入力で行っていました。
休み明けや繁忙期には受注数も多く、5~6人体制で終日フル稼働しても追いつかず、残業が発生する事もしばしば。手入力によるミスを防ぐ為のチェック作業にも時間を取られていました。そういった背景から現場余力がなく、顧客フォローを別部署に頼ったりもしていたんですね。
どうにか効率化を図ってこれらの課題を解決しなければと考えていたところ、RPAが候補に上がったという経緯があります。
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- 導入したIT・DXツールについて教えて下さい
- 当社が導入したのは、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)と呼ばれる技術になります。
ルーティン作業などの、あらかじめ手順が決まっているパソコン作業を自動でやってくれる仕組みで、当社のように受注1件ごとに複数のシステムに都度情報を入力したりする作業にはうってつけだと思いました。特に「自動で、高速に、ミスなく、大量に」処理できるという点で魅力を感じましたね。自動化でよく聞くExcelマクロと違い、RPAは複数のシステムを横断した処理が可能なのも特長です。
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- 導入の決め手は何でしたか?
- 決め手は、明確に「費用対効果」ですね。
検討段階で導入ベンダーに相談したところ、導入費用の目安と作業時間削減による経済的効果を概算ですが数値化して出してくれました。
自動化する仕組みを構築するためのRPAシステム以外には、機械やソフトの新規導入も不要で、既存のシステムを利用できる為、導入コストも安く現場の混乱も少ない。予想される作業時間短縮が本当に実現できれば、相当な恩恵があると判断し、導入を決めました。
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- 実際に導入してみていかがでしたか?
- これまで、1日あたり5~6人体制で8時間かかっていた受注作業が、2~3人体制で2時間で済むようになりました。ざっと月間(20日)あたり720時間以上浮いた計算になります。大幅な時間短縮が実現できたため、残業がなくなり、職場環境の改善に繋がっています。
また、作業に追われることがなくなり、課題の1つであった顧客フォローに対してコミットできるように。ご満足いただけるフォロー体制を構築できています。
他にも、お客様の声を取り入れて既存商品の改善を図る、新商品の開発に取り組むなど、よりクリエイティブなことに時間を使えるようになる等、導入によって予想よりもはるかに大きい恩恵を実感しています。
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事例企業紹介
会社名 株式会社日向屋 業種 / サービス 食料品製造販売業 住所 〒889-0605
宮崎県東臼杵郡門川町庵川西6丁目180番地従業員数 95名 創業 1995年 URL https://hyugaya-miyazaki.co.jp/